地域貢献

教育と地域活性化

最近よく「宮城の活性化のためには何が必要だと思いますか」という質問を受けることが増えてきました。それだけ地方都市を取り巻く状況は厳しいという証です。私は「子どもたちが育つ環境を変えること」が重要ではないかと感じています。

今日の子どもたちを取り巻く環境に対して、企業を経営する立場で危機感を感じています。この課題に真剣に取り組まないと、良い人材が育ってこない、それが地域の発展を阻害するということを企業の人間ももっと認識すべきです。

詰め込み型、受験主体のやり方では人間の創造性は育ちにくいですし、ひとつの答えしか認めない教え方が、人間の幅を狭めてしまいます。不登校問題やマニュアル型若者が急増しているのも今の教育の行き詰まりを示しています。

今の社会が望んでいる人材は、いわゆる学業の優秀さではありません。課題に対して前向きに取り組み、まとめ、チームとしてプロジェクトを遂行し、成果をあげ、変革をもたらす能力を持っていることが必要とされます。そういう人材が育つ仕組みを早急に確立すべきです。

フィンランドでは、かつて大不況に見舞われたときに、真っ先に教育大改革を行いました。知識を詰め込むだけの教育から脱し、先生が与えた課題に対し、子供たちが自由に調べ、まとめて、発表するスタイルの授業を中心とし、先生はあくまでも子供たちのサポート役に徹しています。学び方と学ぶ楽しさを教え、授業の中心は先生ではなく、あくまでも子供達です。驚いたことに、授業で教科書を使うことも義務ではなく、現場の先生に任されているのです。

この教育改革が功を奏し、フィンランドは短期間のうちにハイテク分野において世界で有数の競争力を持つ国になりました。これはとりもなおさず、必要とされる人材を多く輩出した証です。

人材の育成には時間がかかります。地域活性化のために、学校と地域はもっとつながりを深め、未来の宮城を背負ってくれる人をひとりでも多く育てていく必要があります。

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