地域における協働の取組

理科特別授業

理科実験と社会をつなげる魅力ある授業を宮城県内で展開

平成19年度に当社が経済産業省の事業を受託し、スタートしたのが「社会人講師理科特別授業」です。企業固有の技術や知識を理科実験授業に応用することで、学習する事柄が実生活で生かされていることを伝え、子どもたちの興味・関心・意欲を引き出す画期的な授業をプロデュースしています。また、企業講師の日常業務の片鱗に触れさせることで仕事や社会に対する興味を持つきっかけを作り、キャリア教育につなげています。理科の単元と実社会を関連づけたこの授業プログラムは、学習指導要領に沿っているため、正規の授業として実践できるところが大きな特徴となっています。平成19年度以来、仙台市教育委員会および宮城県内の各市町村教育委員会と連携して実施しており、これまで延べ675校、41,125名の児童(小学校5、6年生)が受講しています。

この授業の実施により、理科離れを防ぎ、理科に興味・関心を持つ子供が増えることで、今後も日本の技能・技術を高めていくことが目標です。こういった社会性の高い事業は、広く社会から支えていただく形がふさわしいということで、教育関係者や学識経験者達と共に平成26年1月に 「一般社団法人教育総合支援機構 ゆわう」を設立し、本事業をハリウコミュニケーションズ株式会社より移管いたしましたが、その後も当社が継続的に運営をサポートしております。

企業と教育現場をつなぐ実績が高く評価され、平成28年11月、教育現場の地道な努力を顕彰する「博報賞」を受賞しました。

授賞式の様子(日本工業倶楽部)